金昌宏の散歩ブログ

ファッションデザイナー金昌宏が趣味で続ける散歩にまつわる話題をつづっています

高輪にあるマイナーだけど見どころは多い穴場スポット

・かつては高台にあって船の目標になっていた「高山稲荷神社」

高輪の4丁目に住んでるなら、ぜひ一度は訪れてほしい場所があります。
それは見事な鳥居と年代物の狛犬が置かれた・・高山稲荷神社です。
小規模ではありますが、社殿や彫刻が美しくて風格があり、一見の価値があります。
また小さいとはいっても、この神社が歴史的に果たしてきた役割は大きいようです。
高山稲荷神社はかつて高台にあって海からも捉えることができ、航行する船の目標になっていたとか・・。
現在の高輪の持ち味は高級感ですが、その中にあって高山稲荷神社は、高輪の歴史の深さを伝える存在となっています。
所在地は高輪の4丁目10-23、品川駅の高輪口を出てすぐのところです。
品川プリンスホテルを背後にして鎮座しているので、初めて訪れる方はこれを目安にするといいでしょう。

・高輪の住人なら一度は見ておきたい「旧細川邸のシイ」

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休憩スポットといえるかどうかは分かりませんが、ここもぜひ地元の方に訪れてほしい!という場所が、高輪の1丁目にあります。
それは肥後熊本藩細川家下屋敷跡にある、「旧細川邸のシイ」です。
文字通り椎の木が立ってるわけですが、普通の椎の木とは訳が違います。
細川邸のシイはなんと樹齢300年以上と言われ、多くの年月を重ねると同時に、数々の時代を見てきているのです。
形も単純ではなく、無数の木が寄り集まって一つになったような絵を見せており、アニメの世界を連想させるような不思議さを醸し出していて個性があります。
高輪には歴史的に貴重なものがたくさんありますが、細川邸のシイの木は間違いなくその一つに数えられるでしょう。
敷地内にベンチなどはありませんが、両側に遊歩道のようなスペースが走っており、大木を左右から鑑賞することができます。
木に興味がなくても見れば感動しますので、ぜひ高輪の1丁目を散策する機会があったら寄ってみてください。
場所は高輪の1丁目16-25、港区役所高輪区民センターのそばです!

・寺社の多い高輪だからこそ目立つ「日本基督教団高輪教会」

高輪には由緒ある寺社がたくさんありますが、それに負けず劣らず、キリスト教の教会もあります。
例えば、高輪の3丁目にある「日本基督教団高輪教会」は、その代表格といえるかもしれません。
こちらは建物の外観こそ普通の住宅という感じですが、中に入ると独特なムードが広がっていて、別世界を訪れたような感覚を味わうことができます。
特に教会ならではの木の床や白壁が作り出す内観の雰囲気は、信仰とは関係ないところで見る人に安らぎを与えてくれます。
建物の設計者は高輪教会員の岡見健彦氏ですが、この名前を聞いてピンと来る人もいるかもしれません。
なぜなら岡見氏は、旧帝国ホテルの建築を手がけたフランク・ロイド・ライトの弟子だからです。
ゆえに「日本基督教団高輪教会」は建築物として高く評価されており、東京たてもの百選にも選出されています。
教会としても建物としても訪れる価値ありなので、高輪の3丁目に住んでる方は訪ねてみましょう。