金昌宏の散歩ブログ

ファッションデザイナー金昌宏が趣味で続ける散歩にまつわる話題をつづっています

高輪台~池田山公園~五反田

高輪台駅東五反田”池田山公園”

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最近パワースポットという言葉をよく聞きます。昔は怪しい霊能者や占い師・風水の先生がよく口にしていましたが、最近は女子高生や年配の方までが口にする様になりまし た。先日、得意先の80歳過ぎの会長さんと、時代小説の話をしている時突然「池田山公園は凄いパワースポットでしょ?!」とふられて、「行ったことがない」と答えると、地元なのにとさんざんダメ出しされました。「古井戸のあたりが良いよ」と場所まで指定されたので、今回の散歩は”池田山公園”コースです。都営浅草線で戻ってきたので、高輪台駅で下車しました。桜田通りを五反田方面に戻りビル街を暫く歩き、了真寺越えた辺りの脇道を入ります。最初のT字路を右折、NTT東日本関東病院東京医療保健大学間のなだらかな坂を登って、交差点を左折すると高台にこんもりとした林が見えてきました。暫く歩いた所が”池田山公園”の正面門で、脇に案内板が出ています。入場料無料なので、そのまま入っていきます。

”池田山公園”~五反田

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”池田山公園”は、「大崎屋敷」と呼ばれた岡山藩池田家下屋敷跡の奥庭の部分を整備した和風庭園です。廃藩置県後も旧岡山藩主池田家の屋敷として使用されていました、その後品川区が庭園保護のために購入しました。そして公園として整備し、昭和60年に区立公園として開園しています。門を入ってすぐにある管理事務所を過ぎると、高台部の休憩ゾーンにでます。池を中心とした池泉回遊式庭園で、この場所から見下ろす景色は、さすが日本三名園のひとつ岡山後楽園を造園した池田家の下屋敷跡という感じです。高台部の休憩ゾーンから、勾配がきつい道を下って池に進んでいきます。大きい鯉の泳ぐ池は中心の橋を境に、2つに分かれています。この場所が昔のままなら、間違いなく橋の上から殿様が鯉に餌を投げてる感じ。池の周りは本当によく手入れされている庭園で、当時の姿を彷彿とさせます。江戸時代には、表門外側左右の百姓地3,000坪余を合わせる下屋敷の総面積は3万7,600坪と言いますから、辺り一帯は広大な屋敷地だったのでしょう。屋根のついた古井戸はたしかに清々しい気を感じました。12月の紅葉はとても綺麗だとの話なので、また寄って見たいと思います。帰りは五反田駅まで余韻を楽しみながら、ゆっくり歩いて戻りました。

[目的地]池田山公園

[URL]http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000000400/hpg000000344.htm

[住所]東五反田 5-4-35