金昌宏の散歩ブログ

ファッションデザイナー金昌宏が趣味で続ける散歩にまつわる話題をつづっています

”ウィング高輪~高野山東京別院”

ウィング高輪~高輪森の公園

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午前中、品川のオフィースで仕事をして、自宅には遠回りして戻る事にしました。高輪口に出て「ウィング高輪」の「WIRED CAFE Dining Lounge Wing 高輪店」で、ランチを 食べて、食後に散歩スタートです。「ウィング高輪」の脇の道を、浅田次郎の短編小説で有名になった柘榴坂に向い登り始め、品川税務署の手前の路地を入って行くと「高輪 森の公園」があります。「高輪森の公園」は江戸時代、薩摩藩島津家の下屋敷・抱屋敷で、明治時代に後藤象二郎の屋敷となった後、宮家の邸宅として使われていました。園 内には滝や流路などの庭園遺構が見られ、情趣ある庭園の面影を残しており、現在は自然地形を活かし、樹木に囲まれ都会のオアシスとも言える自然あふれる公園となっています。初めて来たのですが、都心には珍しい森になっていて、子供がのびのびと遊べるプレーパークにもなっています。木々の間の道を上っていくと、ベンチのある小さな広場があってほっと一息。一周りして、また品川税務署前からホテルの間 柘榴坂を登りきり「カトリック東京大司教区高輪教会」を左に望みながら道沿いに歩いて行きます。

高野山東京別院高輪台駅

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道沿いには、「東京高輪病院」や「国際館パミール」「味の素グループ高輪研修センター」などがあります。「高輪教会」が見えてきました、向いには有名なオシャレケーキ ショップ「パティスリーリョーコ」。珍しくそれ程混んでいなかったので、お土産のケーキを5個ほど買いました。そして、その先に目的地の”高野山東京別院”が鎮座して います。”高野山東京別院”とは、高野山真言宗 総本山金剛峯寺の別院です。1673年、幕府と宗務全般の交渉、および諸通達を全国の古儀真言寺院に達する触頭の責務を担 う「高野山江戸在番所高野寺」として建立されました。山門を潜ると、広い境内はアスファルトと石畳の中に真新しく威厳がある立派な「鐘楼」「不動堂」「寺務所」「遍照 殿」が立ち並んでいます。寺院にしては緑が少ないのですが、それには秘密があります。表からは全く分かりませんが、この「遍照殿」の下には、深度36m・地下7階の巨大な「東京電力 高輪変電所」が存在するのです。境内の南側には、四国の八十八カ所をしめす菩薩さまの石像がずらりと並んでいて、ここをお参りすれば、四国八十八カ所をまわったのと同じことになるという話です。こじんまりした不動堂を覗き込むと、迫力の不動像がいらっしゃいます。ゆっくり境内を回って隣接する高輪警察署側にくると、車庫が足りないためか、寺院の敷地を借用しパトカーを停めていました。掃除がゆきとどき清潔感のある寺院ですが、個人的には緑に囲まれた土地にある寺の方が好きですね。桜田通りに出て高輪台駅の方から帰りました。

[目的地]”ウィング高輪~高野山東京別院

[URL]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%87%8E%E5%B1%B1%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%88%A5%E9%99%A2

[住所]東京都港区高輪三丁目15番18号