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金昌宏の散歩ブログ

ファッションデザイナー金昌宏が趣味で続ける散歩にまつわる話題をつづっています

北品川(1)品川駅~荏原神社

北品川 旧東海道

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品川は昔、東海道五十三次の第一宿として長い間栄えていました。北は京急本線の北品川駅から南は青物横丁駅周辺までの旧東海道沿い一帯に広がっていたといいます。明治 になって鉄道がひかれると、少しずつ姿を変えて、現在は大型ターミナル駅として、JR東海東海道線京浜東北線・山手線・横須賀線東海道新幹線)・京浜急行が乗り入 れています。港南口は再開発が進み、2000年ぐらいからオフィースビルや高層マンションが建設されています。私が所属する会社もこの一角にあります。地元の知人に聞くと 今でも街のあちこちに名所・旧跡がのこっていると言うので歩いて見たいと思います。第一回目は品川駅から目黒川辺りまで。品川駅港南口をでて線路沿いを西に向かいます 。左手には、品川インターシティと言われる高層ビジネスビルが立ち並びます。T字路を右に折れ暫く行くと、北品川本通り商店街(旧東海道)にぶつかります。この角には 、将軍徳川家光が東海寺を訪れたとき、出迎えた沢庵和尚と問答をしたという「問答河岸跡」の石碑が建ってます。旧東海道は昔と同じ広さといいますが、参勤交代がすれ違 える道幅約7mとは思ったより狭い感じです。近年景観整備されたという商店街を行くと、高杉晋作久坂玄瑞らが密議をしたという「土蔵相模跡」や「台場横町」・「虚空 蔵横町」等の跡が残っています。道沿いに出てきた古い山門は善福寺で、遊行寺第二世他阿真教が1294年に開闢したといい、奥には古い本堂がありました。その先の路地には 浄土宗寺院の法禅寺がありました。臨海山遍照院と号し1390年に言譽定賢が創建したといい、東海三十三観音霊場31番札所です。境内に車が止まって駐車場状態なのが少々気 になりました。左手に見えて来たのは、真言宗智山派寺院の一心寺。江戸三十三観音霊場30番札所で、大老井伊直弼により開山したと伝えられる小綺麗な寺院。その向いにあ る下駄・草履・雪駄などの和装履物屋さんは、創業150年の丸屋履物店。山手通り手前の公園入り口をよく見ると、品川宿本陣跡の石碑があり現在は聖蹟公園です。

品川の恵比寿様

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山手通りを渡り、また暫く商店街を歩いて行くと左手に「品川宿交流館」という、品川宿へ観光やビジネスで訪れる人達に向けた地元の施設がありました。その先、目黒川を 右折すると”荏原神社”に到着。荏原神社は、元准勅祭社です。旧称を天王社、貴布彌大明神といい、南の天王とも呼ばれています。小さな神社ですが歴史は古く、和銅2年 (709年)9月9日に、奈良の元官幣大社丹生川上神社より高龍神(龍神)を勧請し、長元2年(1029年)9月16日に神明宮、宝治元年(1247年)6月19日に京都八坂 神社より牛頭天王を勧請し、古より品川の龍神さまとして、源氏、徳川、上杉等、多くの武家の信仰を受けて現在に至っています。現在の社殿は1844年のもので、平成20年 で164年を迎えました。御祭神は豊受姫之神・天照皇大神・須佐男之尊・高龗神・手力雄之尊と錚々たるメンバーで、水龍神様として江戸時代には大江戸夏祭りの花形とし て盛大を極めたといいます。鳥居を潜るとすぐ左に釣り竿を持った恵比寿様像。手水舎で手と口をすすぎ、境内に入ると、立派な対の狛犬に迎えられます。拝殿は1844年に建 てられた立派な建物です。参拝を済ませると気分がスッキリしました。知らない人にとっては、ただ商店街を歩くだけですが、歴史の背景を調べて歩くと、違う景色が見える。そんな感じの散歩コースでした。


[目的地]品川区 荏原神社

[URL]http://ebarajinja.org/top.html

[住所] 東京都品川区北品川二丁目30-28