金昌宏の散歩ブログ

ファッションデザイナー金昌宏が趣味で続ける散歩にまつわる話題をつづっています

”目黒区祐天寺”

目黒区祐天寺駅

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今回は、目黒区の祐天寺に行ってみることにしました。最寄り駅は東急東横線祐天寺駅です。自由が丘へは横浜方面へ3つ目、恵比寿へは隣の中目黒から乗り換えて1つ目と便利な立地にあります。駅の東側ロータリーからは駅を中心に「みよし通り商店街」・「昭和通り商交会」・「祐天寺商店街」・「五本木一丁目商店会」・「栄通り商店 街」と5つの商店街が伸びて、多くの買い物客が訪れる賑やかな雰囲気があります。祐天寺駅は、昭和2年木造2階建てで開設と案外歴史は古く、現在のように高架化したのは 昭和45年です。地方ではシャター街と言われ商店街が寂れていくことが多いですが、目黒区や品川区にはここ祐天寺や学芸大学、武蔵小山・戸越銀座など沢山の人が集まる 商店街があります。昼過ぎだったので、ロータリーにある「coco一番館で」カツカレーを食べて、祐天寺駅通りをぶらぶらと散歩しながら東に向かいました。和菓子店・ドラ ッグストア・洋服店など古い店舗もあり、昼間でも結構人が歩いています。5分ほど行くと駒沢通りにぶつかりました。この通りを左に折れて恵比寿方面に。駒沢通りは 恵比寿から環状8号線まで、駒沢公園を突き抜け通る裏通りです。東京都立目黒高等学校を超えてしばら行くと”祐天寺”の門が見えてきました。

目黒区、浄土宗の名刹

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目黒区の駒沢通り沿いにある”祐天寺”は、中目黒五丁目にある浄土宗の寺院で山号は明顕山。本尊は祐天上人像と阿弥陀如来坐像で、享保3年(1718)祐天上人を開山と仰ぎその高弟祐海上人が創建した寺院です。昔から”祐天寺”という名前はよく聞きますし、前も何度か通りましたが、中に入った事はありません。古びた山門を入ると境内 は広く、都心にいながら豊かな歴史を感じることができます。境内を散策して回ると、祐天上人像を安置した本堂、阿弥陀如来像を安置した阿弥陀堂金剛力士(仁王)像 (石見作)と持国天増長天像を安置した仁王門、地蔵菩薩像を安置した地蔵堂があります。享保8年「明顕山祐天寺」の寺号が許されました。以来、将軍吉宗の浄財喜捨や 特別の保護を受けるなど、徳川家と因縁のある寺として栄えてきました。「木造祐天上人坐像」は、将軍綱吉の息女松姫の寄進で、大仏師法橋石見の名作です。重要文化財 にもなっている古い建築物に囲まれると、普段流行を追いかけ都会の中で仕事をしているのが不思議な気持ちになります。”祐天寺”を出て駒沢通り沿いに目黒通りを渡り、恵比寿駅まで歩いて帰りました。


[目的地]”目黒区祐天寺”

[URL]http://www.yutenji.or.jp/index.asp

[住所]東京都目黒区中目黒5丁目24番53号